2009年1月27日火曜日

今年最初のバレンタインデーマルウェア攻撃


バレンタインデーのグリーティングカードに見せかけたemailで拡散するワーム、Waledac.C

これはマルウェアの世界では古典的な行事である。
2 月14 日が近づくと、バレンタインデーを餌にしてユーザーのコンピュータを感染させることを目的とした何十種類ものマルウェアが各セキュリティベンダーによって検出され始める。

今年出現した最初のものはWaledac.C wormである。

この種の攻撃で通常よく見られるように、Waledac.C は、バレンタインデーに送るグリーティングカードとして、ターゲットユーザーにemail として送られる。メッセージにはカードをダウンロードするリンクが含まれているが、実際にクリックしてファイルをダウンロードしてしまうと、ワームWaledac.C がコンピュータ内に入り込んでしまう。

これらの悪意あるファイルは、次のような、バレンタインデーに関連したロマンチックな名前を持っている:

youandme.
exeonlyyou.
exeyou.
exemeandyou.exe

一旦コンピュータを感染させてしまうと、このワームはスパムメールの送信にユーザーのメールプログラムを利用する。そのために、このワームは、ユーザーのコンピュータ上にある全てのemail アドレスを収集し、それらに対して、一連のマルウェアをダウンロードさせる目的で同様のemail メッセージを送信する。
「サイバー犯罪者達が毎年このテクニックを使い続けているという事実は、古いかもしれませんが、未だに多数の感染を引き起こしていることを示しています。」
と、PandaLabs のテクニカルディレクターであるLuis Corrons氏は述べています。
※詳細及びそのほかのマルウェア情報は PandaLabs ブログか、Panda Security twitter