従来型のウイルスやワームはあわせても全体のわずか2%と姿を消す中、トロイの木馬(71%)、アドウェア(13%)やスパイウェア(9%)が全て増加した
PandaLabsは7月から9月までのサイバー脅威活動を詳述した四半期レポートを発表しました。
大きなトピックとしては、この四半期はハッカー達が新種の脅威の作成において全ての記録を更新したことです。この3ヶ月間、PandaLabsは500万の新種のマルウェアを記録しました。バンカートロイが最も多く、アドウェアとスパイウェア共に増加しました。
グラフはこちら: http://www.flickr.com/photos/panda_security/3968713973/
「我々は現在およそ50,000のマルウェアサンプルを毎日受け取っており、これをわずか数ヶ月前の37,000個と比較すると、今後の数ヶ月もこの状況 が改善されるとは思えません。」とPandaLabsのテクニカルディレクターであるLuis Corrons氏は述べています。
この期間に感染したコンピュータの台数は、前四半期と比較して15%増加しました。37%以上がトロイの木馬、18.68%はアドウェアが感染の原因でした。このカテゴリでは、偽アンチウイルスプログラムやRoguewareの急増により特に感染が拡大していました。
グラフはこちら: http://www.flickr.com/photos/panda_security/3969486118/
このレポートではさらに四半期の傾向を分析して記述しています。PandaLabsでは、スパムやソーシャルネットワーク、検索エンジン最適化テクニック によって、マルウェアをダウンロードさせるWebサイトにユーザーを騙して誘導しマルウェアを配布する手法について、大きな成長が見られました。また、こ れらのマルウェアを広めるための手法としては、新型インフルエンザや独立記念日、山火事、オバマ大統領のスピーチなどのような最新の話題を利用したソー シャルエンジニアリングの使用が多く見られました。
0 件のコメント:
コメントを投稿