2010年3月3日水曜日

アートとテクノロジー:ピカソのゲルニカ in 3D

Posted by Nerea Bezares

Panda Securityの本社は、スペイン北部のバスク地方、海に近いビルバオという都市にあります。(ココ) 
そして、同じバスク州の東の方には、ピカソの絵画で有名な都市ゲルニカがあります。今日はセキュリティとは全く関係なく、そのピカソのゲルニカの3D版の話です。

"アート"と"テクノロジー"は、認識において完全に異なる二つの部門であるとずっと理解されてきました。実際に、アートは想像力と感性を持って主観的に世界を見、テクノロジーや科学は厳格に客観的かつ合理的な見方で世界を見る、と言うことができました。

それでも最近私達は、3Dのシミュレーターや映画などの様に、テクノロジーと結びついたアートが私達の感性と想像力を刺激し、シュールな世界にいざなうのを見かけます。しかしその中で、テクノロジーと出会ったアートの例として最も注目を浴びたのは、3Dのピカソのゲルニカでした。

これまでアートが私の得意分野のひとつではなかったとしても、マドリッドのソフィア王妃芸術センターにあるゲルニカを鑑賞した時に最も私の注意をひいたのは、その作品の「次元」であったと認めなければなりません。学校で勉強していても、私はそれぞれの"キャラクター"達が意味する苦しみを理解することができませんでした。

このビデオを見たことによって、私はそのキャラクターの苦しみを感じ、理解することができました、それも全て自分の家にいながら。

美術館で実際に見て絵画を鑑賞しなければ、キャンバスに描かれたリアルなトーン、線、光といった、芸術を形作る確かな表情を掴むことはできません。もしそれを3Dで見るなら、あなたは特別な方法でその絵画の一部を感じることができ、更にはキャラクター達の感覚(痛み、苦悶、感情)を感じることさえできるでしょう。
それでも本当に私達はアートとテクノロジーを全く別の部門として見続けるべきなのでしょうか?

あなたの芸術への感性や、私達のいるテクノロジカルな世界についてのあなたの見方がどうであれ、このビデオに驚かないことはあり得ません。そして私はあなたが異なる見方によって芸術を鑑賞し始めることを確信します・・・。

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